TL小説ソムリエよむよむ感想日記

TL小説読みすぎな人生を綴るよ。オススメTL感想、レビュー、分析などなど。

桃蜜姫

前回の変態ヒーローセレクションを描くために蔵書を見直し、『王太子の情愛』の作者である奥山鏡先生のクレイジーなセンスを再発見して『桃蜜姫』を読むに至りました。

あらすじ

桃蜜姫 騎士に捧げる甘い雫 (プリエール文庫)

桃蜜姫 騎士に捧げる甘い雫 (プリエール文庫)

中世ヨーロッパあたりを感じる世界観。

『桃蜜姫』と呼ばれ育てられる彼女たちが口にするのは、桃の果実と少しの塩だけ。彼女たちは甘い香りを漂わせ、体液は果実のように甘く閨で男を楽しませる存在となる。だが、桃しか口にしない彼女たちは短命だった。

閉鎖された空間で桃蜜姫として育てられ、己の運命を諦めて売られるのを待つヒロイン(16歳小柄)。傷ついた騎士(黒髪)を自らの体液で救い…。

感想

想像以上の体液ごっくんプレイでしたが、キャラクター描写が魅力ある感じでギャップすごい。性描写は男性向け作品ぽさありつつも、心理描写はたしかに女性向けで混沌としたバランス。

冒頭から『大変な事態だな…』と思わずつぶやくし、中盤でも『初心者なのに高度すぎるプレイよ…』と思わずつぶやいてしまう。ヒロインの魔性の魅力おそるべしです。

好みが分かれると思いますが、男性向け性描写が平気な読み手ならば楽しめる作品ではないでしょうか。男性向け性描写の耐性がないと「正気か?」と感じる可能性微レ存。

作者の奥山先生が2017年TLまわりで作品をお見かけせず、去年『王太子の情愛』を読みつつも、激しさで呆然として感想を書くに至ってなかったことが悔やまれる…。過疎ブログのため作品の売り上げに貢献することはないものの、いいなと思った作家さんを応援したい気持ちがあるので。

どこか別の名義で、新たなHENTAIを書かれておられるといいのですが。ひっそりと応援しております…!

雑記

知らなかったけどじつは面白い、みたいな作品をもっともっと見つけたいよー! ぐぬぬ

TL小説 HENTAIヒーロー 4作品

HENTAIのHは、HEROのH!

男性向け成年漫画では特殊プレイは通常営業ですが、商業TLノベルでは一般的な性描写があって、セックスや特殊な状況はヒロインとヒーローが心を通じ合わせるうえでのスパイス的に扱われることが多いので、そこまで特殊な激しいプレイは多くない印象があります。

だが、ときおり出現する特殊プレイ愛好家ヒーロー、あるいはメンタルとして変態なヒーローで印象に残っている作品を4冊ピックアップしました。HENTAIと書いて罵っているようでいて、少数派の変わり種ストーリーを称えています。

理由があって特殊プレイをしているだけで、メンタルとしては正気を保っているヒーローもいるのが、まとめていて悩ましい感じなのですが…。

朱雀の皇帝は柔肌を食らう

朱雀の皇帝は柔肌を喰らう (ガブリエラ文庫)

朱雀の皇帝は柔肌を喰らう (ガブリエラ文庫)

オリエンタルな世界観で繰り広げられる、女体盛り純愛ストーリー。ヒロインの裸体にご飯を盛って、ヒーローがいろんな意味でお召し上がりになります。

食欲からの性欲をすがすがしく描いており、感動をおぼえました。理由あっての女体盛りであり、ヒーローは精神的には正気を保っています。

シチュエーションをメインに据えつつも、お話としてもうまい感があり意外性と愉快さともに楽しい作品です。2017年12月現在kindle unlimited対象ですぞ。

王太子の情火

王太子の情火 (ソーニャ文庫)

王太子の情火 (ソーニャ文庫)

NTRと異物挿入プレイ。ヒーローはガチ変態メンタル。

ヒロインと心通わせていた婚約者の男子がいるが、目の前でヒーローがNTRる上に、婚約者の顔を隠し&体の自由を奪った状態で快楽堕ち状態のヒロインに口で奉仕させ、事後にヒロインに奉仕した相手が婚約者であったことを明かす鬼展開。

NTR耐性を持っている気がしていましたが、ヒロインと婚約者の間柄が丁寧に描写されるために読み手も思わず絶望!

先にご紹介した女体盛りの『朱雀の皇帝は柔肌を食らう』と同じ作家さんで、高度なHENTAIを描くスキルを感じます。変態を描きつつもお話的にも破綻しておらず、なかなかTLでみない表現のお話を描かれますね。っょぃ。

つまさきに甘い罠

優しいようで相手を痛めつけて監禁したい欲求のある、精神面で真性のサディストヒーロー。母親からの虐待によって、サディストとして育ってしまった…という現実味のある設定。

大人になると、親から受けた虐待によって性や認知の歪みが形成される設定に超リアリティを感じるため、読んでいて痛いというより悲しさが高まってくる。このお話は、そんな歪みが救われていくお話ですが…。

2017年12月現在kindle unlimited対象ですぞ。

令嬢は淫らな夢に囚われる

令嬢は淫らな夢に囚われる (ハニー文庫)

令嬢は淫らな夢に囚われる (ハニー文庫)

今回のテーマまとめを書くに至った作品。

裕福な商家で働くヒーローと、一人娘のヒロインとのラブストーリー…ですが、ヒーローがヒロインに薬を盛って意識を混濁させた状態で睡姦を繰り広げている。

わりとHANZAIなうえに、昼間はそういった行為はないものとしてヒロインに接しているため、メンタル面での変態みとして超強えなと感心しました。

いわゆる両片思いなので結果オーライかつネガティブな状態ではないですが、ヒーローが涼しい顔してクズな気もする。GOOD HENTAIでした。

まとめ

いかがでしたか? ざっと思いつく変態ヒーローをまとめましたが、TL小説界は広く、趣味趣向はさまざまなのできっとまだ見ぬHENTAIがたくさんいると思います。

好みのHENTAIをみんな見つけてみてくださいね! (まとめサイトにありがちな、虚無い結び文ぽい感じ)

書いてみたら痛そう系の人が多くなってしまった…やわらか変態系はまた別途考えてみます。

【雑記】EP.8を観て未来のTLに思いをはせる【ネタバレなし】

はやりに弱いマンとして、StarWars EP.8を観てまいりました。かわいそ男子好きのため、全シーンで笑顔。

EP.4公開から40年が経過して、「女性はこうだよね〜」みたいな世間のイメージが変化してきた(あるいは、変化させようとしている)のだなぁと観てしみじみ感じました。女性だって働くし戦うし、管理職にもなるぜ的な…。

女児が好きな遊びを選べるレゴ

近年おもちゃのレゴにはまっているのですが、女児向けのレゴで近年ロボット作り好きの女児キャラクターや、DC super hero girlsという女子ヒーロー製品が出ていて楽しいです。

レゴ (LEGO) フレンズ サイエンススタジオ 3933

レゴ (LEGO) フレンズ サイエンススタジオ 3933

ヒーローものだけではなく、定番のプリンセスやファンタジーなエルフみある世界観の製品もあり、女児だったらプリンセスでしょ、ではなくて、各自が好きな世界を選んで遊べるのって素敵。

レゴ (LEGO) エルフ 水のドラゴンの冒険 41172

レゴ (LEGO) エルフ 水のドラゴンの冒険 41172

考えるな!感じろ! で好きなものを選べたら

女性だからこうあるべきという価値観に抑圧されるままではなく、反発するわけでもなく、自然と自分が好むものを手に取って楽しんで学べる世界であってほしい。女性だけではなく、男性も!

出産など逃れられない身体的な役割はもちろんありますが、性差関係なくね?みたいな役割はみんな好きに選択できるようになってほしい。

私の世代(私と周囲の人だけかもしれないけれど)は男性と同じ働きをせねば!と従来の価値観に反発することを期待されて応じた世代だった気がするので、次世代はさらに自由に生きられるようになっているといいな〜。男性と同じ働きを目指すのは、向いている人もいたけれど、向いてない人もいたので。

TL小説はヒロインが無力であったり抑圧されていたり、極端に男性に反発したり…のような設定が多いけれど、これって時代だよね〜と未来に語られる日がくるのではないでしょうか。人類の価値観や文化はずっとベストを求めて変化し続けて、滅びるまでずっと過渡期ですね。

未来のTLを読むために、霊体として本屋を見守るジェダイになるべく修行を積んでおこうと思います。

僕のかわいいセレーナ

僕の可愛いセレーナ (ソーニャ文庫)

僕の可愛いセレーナ (ソーニャ文庫)

だいぶ以前に読んだ作品なのですが、宇奈月先生がオパール文庫で帰還限定で読める系連載を始められたので記念パピコ

ソーニャ文庫創刊から間も無い2013年発刊で、面白いのですが複数の事件が起きる系の物語であらすじが書きづらいので今日は省略します。

以前から感じていましたが、宇奈月先生はヒロインが受ける身体的・精神的ダメージの描写に容赦がない。これは…辛いぞ! という状況をきっちり描写するので、不幸度合いがはっきり伝わって読んでいて辛くなります。だが、読んでいて痛みを感じたぶん主人公が辛い状況を打破した際のカタルシスも大きい…。

主人公に感情移入度が高い方ではない私でもアワワ…!となるので、感情移入が強い読み手は避けるタイプの物語かもなと思います。(万人に愛される作品を作ることは不可能に近いので、disっているわけではないです)

『僕のかわいいセレーナ』ではヒーローもその他の人間も、一癖ある人物として描かれます。ですが、完全な善でも完全な悪でもない…と見せるのは、フラットな人間の描き方だなぁと感じます。特に同性のライバル的な存在が登場しても、理由ある悪として描写されるので納得感がある。

完全な悪として描かれる方が物語的に悪役を断罪しやすくスカッと感があるので、ここらへんは好みが分かれる部分かもですね。

ヒーロー・ヒロイン以外の人物をそこまで描く暇がないTLでも、人物描写って作家さんによってぜんぜん違うので、面白いなーと思う部分です。

オパール文庫の『いとしい君に愛を乞う』

『僕のかわいいセレーナ』宇奈月先生の新作が期間限定公開の連載形式で〜読めるー。

離婚寸前夫婦の物語なのかな? ヒーローが第1話の最後に登場したばかりなので謎が多いですが、犬の描写が細かいので犬好き垂涎。

ヒロインが脚を悪くしている設定なんですが、私自身が最近膝の手術して絶賛リハビリ中なために第1話にして感情移入度MAXです。歳をとってさまざまな経験を積むうちに、新しい視野をもって登場人物の心境に思いを馳せるものですな…。

女性向けオタクマーケット話

今日は「BLはTLより作品数が多い気がするが、それってマジ?」という話をいまさらインターネッツ初心者が検索数をみて傾向を推測しているだけですが…。

今日はBL,TL(NL)という単語をばんばん使っていきます。

販売されている作品数で比較

太古より女性向け二次創作界においてはBL好きってすごく多くて、商業作品でもエロスありの女性向けTL(あるいはNL)って少数派な気がしておりました。

マーケットのイメージとしては、肌感では上記のような感じです。

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ただ、それって本当か? と検索して表にしました。ジャンル検索ワードがレーベルによって表記がまちまちなので超正確な値ではありませんが、分布の参考として…。

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手に取れる本を含むとBLが圧倒的に作品数多いのですが、電子書籍においてはトントンくらいの数になります。

推測するにBLのほうが歴史があるため作品数がトータルで多いが、電子書籍は勢いで購入しやすいのでライトユーザーが手に取りやすくTLの作品数も多いのではないかな〜と。

と、仮説を立てていたら作品投稿webサービスの中の人が、電子書籍界のマーケットについて説明しているのを見つけてなるほど感です。

mecuru.jp

pixivのジャンル数

ちなみにpixiv界においては下記のような検索結果でした。

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百合検索数が男性向けも含むので微妙なところですが、百合好き女子はだいたい男性向けもイケるという謎法則があるのでよしとしました。

なぜBLが強いのか問題

男性キャラと女性キャラどちらを好きになるか、その上で、両方が好きな性別だったら倍お得やん?的な気持ちがあるような気がしていましたが、近年では女性キャラの設定が薄すぎて好きにならないのではないか説もある気もしてきました。

なぜBL強いのかという謎について考えていると、毎回ゲシュタルト崩壊を起こしてきます。ジャンルの作品数が多いと、ツボにヒットするものを目にする確率が高いからというのもありそう…。

作品形態とレーベルの選び方

最近、TL小説の読み手はどういう人が多いのかなーとよく考えております。

私のように継続的に作品を買うユーザーは少数派で、大半が衝動的に電子書籍で買って、その後は買わないのかもしれない…?とか。

権力や金銭を持った男性が不遇な女性を救うシンデレラストーリーが多いのは、わかりやすくて読みやすいのもさることながら、読み手がガチオタよりも一般的な女性が意外と多いために一般的なハッピーエンドストーリーがウケるのかもと考えたりしています。

ガチオタは火のないところを大火事にできる妄想力を持っているので、オリジナルのエロスあり作品はあまり読まないのかもです…。

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ざっくりこういう要素でユーザーは作品を選ぶと思うのですが、レーベルごと、作者ごとにどの分野が得意か自分の中でカテゴライズできないかな〜と最近考えています。作者の得意分野はカテゴライズできるけど、レーベルが思いのほか割り振れないので苦悩してます。

ちなみに夢小説とTLはかぶるようでかぶらない…。ジャンル is ムズカシイ。

雑記

今更3DSのFE ifキャラにハマっております。主人公女子かわっいいいいいし、きょうだいや下僕もかわっいいいいいい。

インターネッツ初心者なので主人公のデフォルトネーム「カムイ」でpixiv検索したら「ゴールデンカムイ」の肌色絵が出てきて笑いました。むちむちの女子が出てくるかなと思ったらねーガチムチ男子がねー。正しい検索ワードは「カムイ♂・カムイ♀」!

今週末はEP.8も公開なのでオタク的に萌え忙しくなりそうです。かわいそ男子好きなので、メンタル弱さ半端ねぇ感じのカイロレン氏を見守っていきたいです。

令嬢は淫らな夢に囚われる

二日続けて山野辺りり先生の作品の感想になってしまいますが黒髪敬語男子好きかつ、なかなかに倒錯した設定に期待して発売日読みさせて頂きました。

あらすじ

令嬢は淫らな夢に囚われる (ハニー文庫)

令嬢は淫らな夢に囚われる (ハニー文庫)

ヒロインは裕福な商家の一人娘だが、控えめシャイガール(17)。幼い頃から頼りにしている召使の敬語黒髪ヒーロー(24)のことを慕っている。

身分の差による秘めた想いからか、毎夜ヒロインは淫夢を以下略。

感想

じれじれ&濃密エロス好き、敬語男子好きにオススメな作品。

グッドエロティクス。グッドエンド。グッドファーザーでした。丁寧なじれじれ心理描写とともに、特殊な状況下のプレイが繰り広げられて良いお話。

途中からヒロイン父に想いを馳せて面白い感じになってしまった…。加齢のためか、近年すぐ心の応援上映が開始されてしまうのです。

モラルにヤバみはあるものの、しょっぱながアレでアレなのでまぁいっか!みたいな感じで個人の趣味として大変良いエロスでした。少女時代のヒロイン挿絵はよ!と思いましたが、女性向け商業作品ではさすがにアレなので控えたのかもしれず。

ヒーロー毎日楽しかっただろうな…。最近読んだ作品の中でも、HENTAI度がわりと高いキャラだなと思いました。

お話そのものとはさほど関係がないのですが、TL小説でヒーローが脱いだ時に鍛え抜かれた体躯に関する描写がなされるののの、どういう生活してるんだよといつも思っていたので『令嬢は淫らな夢に囚われる』でヒーローが逞しい理由がさらりと説明されたのが面白かったです。

TL小説でヒーローの筋肉に関する描写を読むと、知人が乙女ゲームでメガネキャラがムキムキなのを見て、お前は秀才キャラなのか運動系なのかハッキリしろと憤っていたのを思い出す…。かといって筋肉がないと女性ウケが悪いのか謎です。

挿絵は『主従愛鎖』と同じ鳩屋ユカリ先生。キャラクターの表情を状況に合わせて細かく描かれるかんじが好き。

雑記

今まで読んだTL小説ヒーローの、HENTAI最強決定戦を書きたくなってきた。

愛を乞う異形

正月のためのおせちについて考えるあまり意識を失っていましたが、山野辺りり先生の新刊を読み、感想を書き留めるために地獄の底から舞い戻ってきました。

感想を書くペースが遅くて、このままではソーニャ文庫ファンサイトになってしまう。くやビク。

あらすじ

愛を乞う異形 (ソーニャ文庫)

愛を乞う異形 (ソーニャ文庫)

幼い頃に事故に遭ってから、周囲の人間が化け物に見えるようになってしまったヒロイン。

あらゆる人間が正しく認識できないことを恐れ、極力他者と顔を合わせない暮らしを送っていたヒロイン。折り合いの悪い父親に政略結婚を強いられ、恐ろしい悪魔の姿に見えるヒーローのもとに嫁ぐが…。

感想

挿絵はどのくらい獣なのか問題

「世界を正しく認識することができない」設定だと、挿絵が『沙耶の唄』的に混沌とした状態であることを一部の読者は期待されると思うのですが、挿絵は基本イケメンと美少女です。

沙耶の唄』設定はクレイジーな価値観の中に愛を見出す剛の者向けの作品であり、選ばれしものしか購入しない可能性を考えると正気を保ったジャッジで人間を描いたと思います。

もしもソーニャ文庫がDMMとかで挿絵ノベル的な感じで配信された際には、タップすると切り替わる感じのカオスな挿絵がつくといいですね…! その時はヒーローが海産物系に見える設定でも可能性を感じます。

お話について

ヒロインを通して見る世界と混乱で読者も不安になれる系の話でした。がんばれー!と、一人で読みながら応援上映的な…。

山野辺りり先生の描く物語は、精神的な強い混乱の中で足掻く人物たちの心の揺れ動きや成長がおもしろいなと感じます。

邪悪なトリックが秘められたお話ではないですが、美醜を超えて愛を見出す話をうまくまとめる巧さはさすがな感じ。もうちょっと細かなお話をボリューム多めで読んでみたくなります。

ただ、終わらない物語は好きではないので、もうちょっと読んでみたかったなと思う物語こそがいい物語だと個人的には思います。その後、ヒロインが己の視野を生かした前衛芸術で大成する、という物語の先の未来を勝手に想像しております。

雑記

自分の話で恐縮ですが、他人の顔がさほど識別できない性質なので『愛を乞う異形』のヒロインにはシンパシーを感じました。興味がないために識別できないのか、識別できないために興味を持てないのか謎ですが、世のイケメンや美女と呼ばれる人々の認識はまったくつかないのです。

ちょっと前にしばらく入院した際も、看護師の顔がまったく覚えられず、親しげに声をかけられるも個人を識別できていないので「知ってる知ってる〜!」みたいな顔で挨拶するの苦労しました。

看護師の動きや喋り方には関心があるのでしばらく見ていると、この立ち回り方と励まし方はあの人かなーみたいな認識で覚えていきますが。看護師さんによって、患者への配慮するポイントに差があってそういう部分で他人を識別していきます。

世界の見え方は、事故に遭わずとも人によってまったく異なるものですな。興味深いことです。