TL小説ソムリエよむよむ感想日記

TL小説読みすぎな人生を綴るよ。オススメTL感想、レビュー、分析などなど。

こんなこと

読みたいTL小説がなかなか電子書籍化されないので、読もう読もうと思いつつ忘れ去るケースの予感がしています。電子書籍化リマインダほちい。

今日は番外編でおすすめ男性向け成人漫画紹介です。

男性向けは好き嫌いがあるので「続きを読む」形式にしておきますが、「女の子がかわいくてしゅき!」の視点で推しております。

続きを読む

イジワル同期とルームシェア!?

kindle unlimitedをひたすら探すシーズンなので、読んだ中から気に入った作品をご紹介します。

ベリーズ文庫の現代を舞台にした、性描写はない比較的ピュア系ラブストーリー。同棲?していた御曹司にフラれてしまったヒロインが、同期の男子と一時的にルームシェアすることに…。いつもからかわれてばかりだった同僚と「今夜は9時に帰る」みたいなメッセージをやりとりして「これってどんな関係なんだっけ?」とモヤモヤするヒロインのラブストーリー。

kidle unlimitedの作品は時間を虚無に投げ捨てたのかな?みたいなクオリティの物もあるのですが、これは個人的にツボで当たり作品でした。

同棲して、家具買いに行って、晩御飯なにするか考えて…みたいな、つきあいはじめのムズムズする楽し恥ずかしな気持ちがうまく描けています。

ヒーロー、ヒロインともに常識人なのでぶっとんだキャラクター設定ではありませんが、恋心の迷いや夢中さは綺麗に描けているので、読後にさわやかな気持ちを求めている時におすすめの作品です。

女性向け小説サイトの話

今回紹介した作品は『ベリーズカフェ』というプラットホームが出版していますが、小説家になろう以外にも色々ありますよなー。

www.berrys-cafe.jp

先日『プチプリンセス』というプラットホームがオープンしたので見ているんですが、なにを目指しているのかまだ読めない。ただ、オープンしたての場所は人によってはやりがいがあると思うので、面白くなりそうな予感もします。

投稿数が多いサイトは読み手も探すのが難しくなってくるところがあるので…。定期的にのぞいてみよーっと。

puchi-puri.jp

つうか運営がMUGENUP!なるほどー。絵師を抱えている会社なので、独自路線を開拓しそうな気がする。

姫様と執事 今宵、あなたとくちづけを

小難しい本を読みすぎた私に今必要なのは執事攻めだ、そう考えて執事作品を検索していたところ『箱庭の初恋』の北山すずな先生が執事作品を書いていることに気がついて、読んでみました。2017年9月段階でkindle unlimited対象作品です。

姫様と執事 今宵、あなたとくちづけを (ガブリエラ文庫α)

姫様と執事 今宵、あなたとくちづけを (ガブリエラ文庫α)

男性に触れられると気絶してしまう伯爵家のお嬢様ヒロイン、だけれどなぜだか幼馴染の黒髪ヒーローには触れられても平気。子供時代を一緒に過ごしたヒーローは突然家を出てゆき、頑固に育ったヒロインの結婚相手を探す舞踏会が開かれるところから、物語は始まる…。

オレンジ農園を舞台に、ユルいテンションのご両親、キャラの立った庭師と侍女などが登場する、どこか童話を思わせる世界観です。

『箱庭の初恋』と同じく、子供時代のヒーローとヒロインが描かれているのも微笑ましい。エロ描写はそこまでの重さではないですが、ヒーローの献身さはよい。この作者さんは、男性が尽くすシチュエーションをよく描かれますね。

すれ違いの理由など細部の詰めの甘さは若干感じましたが、姫があえて悪者にならんとする理由とか、登場人物多めな中でも各キャラの行動原理を説明しているところはけっこう好きでした。

が!! 私は物申したいことがひとつあるとしたらば、庭師と侍女のサブキャラカップルの濡れ場が巻末のあとがきで一部抜粋で書かれていて、いいところで描写を終えているので「あーー!!」と思い、検索して作者のサイトを見たらネタとして掲載されているようだったのでワクテカしてurlを開いたら、リンクが切れだったため闇落ちしつつあります。

二次元にしかいない奔放なロリ女子好きなんよ!!!なまごろし!!!!!

プリンセスになりたい! (ハーレクインコミックス)

kindle unlimitedでハーレクインコミックが大量に読めることに気がついたのですが、恥ずかしながらハーレクイン初心者なもので「今なにが起きたの?」と考えているうちに気がつくと話が終わっているので驚き〜!

なんという超展開の連続…。BLやTLで鍛えられているつもりでしたが、まだまだ開発されていない脳の機能があるのだなとしみじみしています。

ひたすらに読み続けた中で、自分の好みだったこちらの作品をご紹介。

プリンセスになりたい! (ハーレクインコミックス)

プリンセスになりたい! (ハーレクインコミックス)

男きょうだいに囲まれて、男の子っぽいバスケ遊びが好きなヒロインは24歳で未だに恋人がいない。兄と一ヶ月以内に恋人を作る賭けをするが、そんな時に初恋の人が遠方から帰ってきて…というお話。

絵が少女漫画とアニメ絵の中間くらいで広い年齢層に読めそうなのと、お話の解釈がポップでかわいらしい!!

主人公のうぶさがイヤな感じではなく、男の子っぽいゆえに単純バカだけどロマンスに憧れていて…みたいな描き方がひたすらにかわいい。キョドり系ヒロイン。

見守り系ヒーロー、女友達のキャラもかわいいし、シンデレラストーリーとして綺麗にまとめていて爽快感がありました。

途中で盛大にヒーローが服を脱ぐシーンがあるのですが、おそらく作者の人も楽しんで描かれたのではないだろうか…。ハーレクインコミック、やるじゃん!と思える名作でした。

なぜハーレクインコミックは混沌としているのか

原作がわりかし長いのに、漫画で短いページ数に収めねばならず、作家のまとめ力が試される難題になっているのではないでしょうか…。このエピソード数を!無理だろ!みたいなのは感じます。

見てみるとハーレクインコミック、むかし少女向けミステリー漫画雑誌で連載していた方が多くて、なにげに大御所の方もいらっしゃるので懐かしいですね〜。

年の差恋愛! おじさまに迫ったらオトナの本気を見せられました

TL小説で激情を描かせたら四天王に入ると個人的に思っている、春日部こみと先生の現代作品『年の差恋愛! おじさまに迫ったらオトナの本気を見せられました』を読了。

年の差恋愛! おじさまに迫ったらオトナの本気を見せられました (オパール文庫)

年の差恋愛! おじさまに迫ったらオトナの本気を見せられました (オパール文庫)

なんちゅうもんを読ませてくれるんや…と、美味しんぼでいう京極万太郎の気持ちです。きょう0時kindle配信の本を、夢中で即読み終わりましたね。

親を亡くして祖父母のもとで育てられたヒロインと、同じく祖父母のもとに身を寄せていた従兄のヒーロー。18歳年上のヒーローは騎士ならぬ棋士で、祖父母亡き後もヒロインを保護者としてベタベタに甘やかしている。ヒーローへの恋心を自覚するヒロインは…。

という話。私の貧困な語句であらすじで書いても、良さが1/1000も伝わらないので、下記のテーマにマッチする方は読んでください。

  • インテリジェンス男子
  • 家族の愛情と思い出
  • 自立
  • 才能のない者の葛藤

自立はさまざまなTL小説で描かれますが、この生き様には自立なくては、というヒロインの激情とロジックは胸がすくような思いというか、なんていい女なんだ…とヒーローに代わって泣きそうになりました。

学生のヒロインということで、甘メンタルかと思いきや「全力を尽くして生きようとしている」という姿勢が伝わってくる良ヒロイン。

また、ヒーロー側も傷や葛藤を抱えつつも、勝負の世界で生きている浮世離れ感をうまく描いていて「とにかくすごい王子様」のようなキャラクター描写とは一線を画しています。

セクシャルな萌えというか、メンタルの萌えの作品なので、理屈抜きでえっちなのを読みたい!という方には不向きで好みを選ぶのは承知ですが、危うい激情と愛の物語を読みたい方にはオススメの作品です。

テーマの一つである勝負と才能の話は、ものを作ることが好きでありながら、才能を持たない私には刺さる内容でした…。本当に、持っていない人はどうしようもない世界がある。持っている人は、正気とは思えない世界が見えていて。

「俺は、自分以外の全ての人間の心を、侮っていた。」
年の差恋愛! おじさまに迫ったらオトナの本気を見せられました(春日部 こみと著 オパール文庫)より

というヒーローの告白は胸をかきむしられるような思いがありました…。まさかTL小説でこんな思いをさせられる日が来るとは。

庭園の花が朽ちる様と、登場人物の葛藤を絡めた描写も見事。知識量ちゃんとしてる作家さんしゅごい。

ギフトの話

連載を中断している作品なのですが『神様の横顔』という漫画も、才能にまつわる渇望の物語で私は好きでした。男装女子が主人公なので読み始めたが、思いのほか才能に対する絶望を感じる物語でヒリヒリさせられた。

神様の横顔(1) (モーニング KC)

神様の横顔(1) (モーニング KC)

古今東西、天才にしかわからない世界と、天才にはわからない感情があるものですな…。

ご主人様のお気に入り

ご主人様のお気に入り 男装従者は甘く溺愛される

ご主人様のお気に入り 男装従者は甘く溺愛される

にこにこ優しい腹黒銀髪ロングヒーロー×まっすぐ頑張り屋な男装女子。

命の恩人である主人のヒーローに、性別を隠して従者として全力で仕えるヒロイン。できる系貴族のヒーローだが、外出後に緊張を癒してほしい…とヒロインに抱きしめを要求する奇癖を持っている。ここから、さまざまな状況を想像していただければと思います。

男装の基本セオリーを踏まえた作品で、文章力は安定しているものの狂気のある設定ではなかったため、感想を即書かずにいままで置いてありました。なんですが、ふと買ってあったコミカライズ版を読んでみたら、絵がイイ…。

ご主人様のお気に入り 男装従者は甘く溺愛される (ミッシィコミックス/YLCDX Collection)

ご主人様のお気に入り 男装従者は甘く溺愛される (ミッシィコミックス/YLCDX Collection)

小説内の萌えシチュエーション感がうまく絵になっていて、ヒロインの表情豊かさが超かわいい〜!!長髪ヒーローの優しげなイケメンさも120%の美しさで描かれていて、これはいいコミカライズだなぁと感動しました。エロさはないですが、萌はある。

男装王女 皇帝の淫らな指 (YLC DX)

男装王女 皇帝の淫らな指 (YLC DX)

気がつけば男装王女もコミカライズ版が発売されていたので、男装作品は人気あるのかもしれませんね。ムフフフ。ありがたいことよ!!!

だが、私はめんどくさいオタクのため「男装すれば喜んで買うんだろ」と安易に男装作品を出版されると激怒します。みんなもっと真剣に男装に向き合ってほしい。なぜ男装なのか?BLではだめなのか?生きるとは?男子の存在とは?宇宙の誕生とは?(解脱)

どれだけ大量に花が描けるか選手権 〜TL小説挿絵を見る〜

f:id:mizi:20170827224729j:plain

さまざまなTL小説レビューを読んでいて、「絵柄が合わない」という話をよく目にします。はたして、どういう絵柄が売れ線なのか?ということを考えてみたくて自分がよく見る絵師さんの担当された表紙と、TL系(ピュア系も含む)で変わり種っぽい絵柄を並べてみました。中世系限定です。

マミヤ アカザ先生とciel先生はめっちゃたくさん仕事されている気がするのと、タイトルに明朝体を使わないと死ぬのと、どれだけ大量に花を書くか選手権が開催されている。

みんな違ってみんないい!という好みの世界なので結論は出ないのですが、最下段のようなイマドキ感のある絵柄は、TLでも年齢層若めのなろう系以外では評価が厳しくなるのかもしれん…という気がしました。

みずきたつ先生の『ためらいの代償』はイマドキ感ではなく、直球の少女漫画系ではない美し路線で個人的な好み度合いとしてはめっちゃいいなと思う。背徳感!

乙女ゲームブランドのオトメイトをみると、昔よりずいぶんいろんな絵柄の乙女ゲーム出るようになったなぁと感じますが、小説の方はそんなに絵柄の幅がまだ広く無い気がします。乙女ゲームとTL小説はまたユーザー層が違うんだろうな〜。

とか考えてオトメイトのサイトをながめていたら『ネオアンジェリーク 天使の涙』なる作品情報が。ルビーパーティとオトメイトのコラボまじか…。

www.otomate.jp

私自身はアンジェリーク遊んだもののどハマりしてはいないのですが、同世代でアンジェリークきっかけでオタク沼に進んだ人も多いのであじわいぶかい…。

アンジェリークは家に男子がやたら遊びにくるのがツボにハマってしまい、笑いすぎて喘息になった思い出がある…。

表紙脱ぎ度について

レーベルによって偏りはありますが、BL小説の表紙脱ぎ度ってスゲェ!と思うときがあり、それに比べるとTL小説って表紙でほとんど脱がないのでつつましやか…つつましみ…と感心します。

とか思ったけど、そういえば表紙で脱いでるTL小説読んでいたなと思い出しました。

上記作品のレーベルで検索してみたら、ほかにも全脱ぎ表紙があったので官能表現推しのレーベルなのかもしれません。また読んでみよう。

上記で画像引用させて頂いた商品へのリンク集

好みの絵師を追いたい方用に置いておきます。