TL小説ソムリエよむよむ日記

TL小説読みすぎな人生を綴るよ。

裏切りの騎士は愛を乞う

裏切りの騎士は愛を乞う (ソーニャ文庫)

裏切りの騎士は愛を乞う (ソーニャ文庫)

サキュバスは愛欲にたゆたう (ソーニャ文庫)』の春日井こみと先生のソーニャ文庫6月新刊。
薄幸の黒髪王女×ミステリアスだけど情熱を秘めた金髪騎士。

王女でありながら差別され、隔離されて育てられたヒロインが護衛の騎士を愛して、自分のそばに置いても彼のためにならないので自由にしてあげたいと思いながら執着してしまう…という話。

あらすじを書くとシンプルなのですが「だから、この違和感があったのか」と納得する小さな驚きもありで、きちんと読める良い物語でした。

春日井こみと先生は「なぜ執着するのか」の心理描写がうまいなぁと感じていて、ただヤンデレとかではなく、執着する側に絶望や悲しさなどの空虚があります。空虚を埋める存在として執着対象があるという流れが「そりゃ大好きになっちゃうよなー」と頷きながら読めるのが好きです。それぞれの行動理由に共感、納得ができる。

挿絵はヒロインが中世イタリアっぽいドレスを着ていて、禁欲的な感じが超いいね!!!と思いました。キャラクター描写とマッチしている。