TL小説ソムリエよむよむ感想日記

TL小説読みすぎな人生を綴るよ。オススメTL感想、レビュー、分析などなど。

猫好き伯爵の真摯な執愛

ムーンライトノベルから電子書籍化をはたした作品『猫好き伯爵の真摯な執愛』を紹介。

ざっくりあらすじ

1800年代のイギリスを舞台にした作品。恋に恋する誇り高き侯爵令嬢18さいふわふわ金髪ヒロインと、30さいニコニコ伯爵ヒーローが婚約。

恋愛結婚を夢見るヒロインは、あきらかに人の良いつまらないおじさんと結婚なんて!と婚約を破棄すべく奔走するが…。

スキポイント

お話のバックグランドの描き方が丁寧で文章力も高く、楽しく読めました。衣装のデザインやつくりを、きちんと調べて描かれる人なのだろうなーと胸がトゥクン。

恋に恋するヒロインが愚かなようで、恋愛結婚に意固地になるのはきちんと理由があって…という、幼さならではの思い込みから大人になっていく過程が◎。優しく包容力のあるヒーローはヤンデレなどではなく、単純に底の見えない人間であることの意外性が楽しかったです。

ヒロインには優しいが根本的には悪である、というヒーローはTL小説界でわりと見かけますが、ガチで一癖ある食えないやつだと感じるキャラクター性はメインヒーローとしては少数派な気がします。すごく強いわけではなく、むしろ弱さのある人物なのが逆に魅力的。

余談

全3巻予定で、最終巻である3巻は10月発売予定とのこと。

先日、数日間入院した際に夜痛みで寝れなすぎるがkindleをダウンロードすると通信量をくうため、ムーンライトノベル狩りをしていたら見つけた作品です。

面白さで痛みをしばし忘れられたため、感謝の投げ銭だぜ!と、退院後にkindle版を購入。エピソードを補足する加筆がマメになされています。嬉しい!

『猫好き伯爵の真摯な執愛』を書いた花粉症先生の他作品をムーンライトノベルで読みましたが、どれもマニアックな設定ながらもうまく描いていてリスペクトです。

『五寸八分の恋人』は日本が舞台とか萌えないかな?と思いながら読み始めましたが、ハイパーマニアックながらも一寸法師の心労や悔しさが伝わってきてトゥクン。夢中になって読み終えてしまいました。

花粉症先生の今後のご活躍もひっそりと応援しております。