TL小説ソムリエよむよむ感想日記

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新妻監禁

新妻監禁 (ソーニャ文庫)

新妻監禁 (ソーニャ文庫)

新妻監禁という語感が強すぎてタイトルからして期待感があったため、電子書籍として配信後即読みですよ!待ってたぜ!

あらすじ

夫が殺された事件をきっかけに、屋敷に監禁されている新妻黒髪ヒロイン。愛する夫を殺した金髪男子は毎夜ヒロインのもとを訪れ、陵辱するが…。

感想

『水底の花嫁』を書いた作家さんならでは〜!と個性のあるミステリアスなストーリー運びでした。途中から読者は主人公を取り巻く環境に気がつき、この状況をどう打破するんだー!と手に汗握って読む展開。

序盤のヒロインの行き詰まった心理描写が秀逸で、セクシャルなシーンも含めてくらくらする感じが好きです。後半はちょっと駆け足な印象がありますが、後半の展開を厚くすると、もはやTLではなくなる気がする…。

ヒロインを見守るメイドの気持ちよ…!と、勝手に女子どうしの友情について想像して萌えていました。私は女子に弱いので、ヒーローへの思い入れを見失いがち…。

挿絵はお話に合っていて、繊細かつ陰鬱で美しい。ヒロインの雰囲気が特に好きです…泣いて我慢してるシーンとかイイ。

雑記

『新妻監禁』はノベルゲームにしたら面白そうだなぁと個人的に感じました。ヒロインの主観に対して、いい感じに危うい演出入れられそうな気がする…。沙耶の唄とか歪みの国のアリス的な…。

山野辺りりさんは12月に発売されるソーニャ文庫の新刊『愛を乞う異形』を書かれているそうで、タイトルの語感がこれまた強いため新作も楽しみです。

ソーニャ文庫はきょう『寡黙な夫の溺愛願望 (ソーニャ文庫)』と『スパダリは猫耳CEO (ソーニャ文庫)』を発売していて、どちらも愉快げな設定で超気になるのです。寡黙男子は好きだし、猫耳CEOという正気を失った感じの悪魔合体タイトルもよい。