TL小説ソムリエよむよむ感想日記

TL小説読みすぎな人生を綴るよ。オススメTL感想、レビュー、分析などなど。

氷の王子の眠り姫

全世界待望、ボブカットのヒロイン…!!

中世のおとぎ話のような、呪いをかけられたヒロインの物語。

あらすじ

氷の王子の眠り姫 (ソーニャ文庫)

氷の王子の眠り姫 (ソーニャ文庫)

中世のおとぎ話のような世界観、長い眠りについていたヒロインをめぐる物語。

ヒロインが目を覚ますと、自分が記憶を失っていることに気がつく。そばで目覚めを待っていた男は自らを夫だと名乗るが…?

感想

冒頭のヒロイン記憶失いモードの描写があまり得意でない文体だったために読むのに少し時間がかかってしまったのですか、過去の記憶を少しずつ取り戻していく流れにはグイグイ引き込まれました。

なぜ眠りについたのか、ヒロインが愛した家族や友人はいまどうしているのか? ヒーローはいま何を思うのか? さまざまな記憶が切なさとともに思い出されるさまが泣ける…。

ヒロインの幼馴染と、ヒーローの関係性がいいかんじに描かれたことにグッときました。こういうポジションのキャラクターを雑に描かない作品って珍しい。

ヒロイン・ヒーロー以外の人物も生き生き描かれて、引き立て役にとどまらず物語に必要な人物として存在します。

ベタといえばベタなファンタジーストーリーなんですが、ベタなお話は単行本一冊に短くまとめるのはスキルを求められるため構成の美しさがキラリと光る作品な気がします。

作者の荷鴣先生はこの作品以外にも2冊ソーニャ文庫で書いておられるのですが、あらすじが一筋縄ではいかない感じだったために避けていました。

読んでみるとなかなか骨のあるお話だったので、ほか2作も読んでみよう…。

雑記

近所の本屋でソーニャ文庫3月の新刊は売り切れてました…。クッ、ライバルがいるとは…せいぜい楽しんで読めよ!! よければ感想もどこかで読ませてくれな!