TL小説ソムリエよむよむ感想日記

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王太子殿下は純な騎士姫を手放せない

買ってから気がついたけど、Kindle Prime Dayによってガブリエラ文庫のあれやこれやが半額になっていました。火曜までぽい。

あらすじ

王太子殿下は純な騎士姫を手放せない(ガブリエラ文庫)

王太子殿下は純な騎士姫を手放せない(ガブリエラ文庫)

中世ヨーロッパ的な世界観。公爵令嬢のヒロインは8歳で王太子であるヒーローと婚約を結ぶ。ヒーローと出会った時の言葉を胸に、鍛錬を積み美しい女騎士へと成長したヒロイン。

いっぽうヒーローは毎夜街で遊び呆けるダメ王太子として成長、しているかのように見えたが…?

両片思いのすれ違いじれじれMAX。関係性が近いからこそ見えていないが、知れば知るほど相手への愛を深めるじんわりラブストーリー。

感想

タイトルの『騎士姫』って騎士なのか姫なのかどっちなんだよ、という気持ちがあって敬遠していましたが、読んでみたら鬼好みでした。

あとがきで作者が書かれているように、生真面目でまっすぐだけど、もろい未熟さもあるヒロイン。柔軟で賢いけれど、賢いからこそ迷い、ヒロインに導きを求めるへたれなヒーローの人物描写がおもしろい。

ヒロインから見たヒーロー像の移り変わりが物語のひとつのテーマになっていますが、賢いからこそカメレオンのように状況に合わせて自分を変化させて己を見失うヒーローは「こういう人って確かにいるな〜」と感じます。

能力があっても、まだ若く未熟な2人。お互い支え合ってがんばろう的な未来が見えてよい話でした!

中盤でヒロインがヒーローとすれ違い、出奔して謎の騎士と恋に落ちる展開は「気づけよ!」と内心つっこみつつもドキドキ感よき。(あとこういうデザインのミステリアス男子に個人的に弱い勢)

雑感

白石まとさんは、冒頭の3段落くらいで惹き込まれる「昔ながらの少女小説らしさ」が好ましいです。コバルト文庫みがある。

私はかつてコバルト文庫読者でお兄さんお姉さんの活躍に憧れていた少女でしたが、いまはBBAにメガ進化。少年少女の活躍を読んで「おまえらならできる!がんばれー!」と心の応援上映をはじめるようになってしまった。あるよね。